今回は、ジェンダーレスタレントやモデルとして活躍する井手上獏(いでがみ ばく)さんについて紹介します。
ジュノンボーイとして芸能界入りした井手上獏さんは、どんな高校生だったのか?
どこでどんな高校時代を過ごしていたのか?
気になりましたので調べてみました。
井手上獏(いでがみばく)とは?性別なしのジェンダーレスタレント!
こちらが井手上獏(いでがみばく)さんのプロフィールです。
生年月日 2003年1月20日
島根県隠岐島(おきしま)海士町(あまちょう)出身
第31 回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて「DDセルフプロデュース賞」を受賞。
2019年「行列のできる法律相談所」や、サカナクションのミュージックビデオ「モス」等に出演。
2021年4月に初のフォトエッセイ「normal?」を発売し、発表翌日にはAmazonランキングで1位に。
同年10月よりNTV「超無敵クラス」にレギュラー出演、文化放送にて「井手上漠 ベルガモットナイト」もスタート。
2022年には自身がプロデュースするジェンダーレスファッションブランド「BAAKU」を発表。
常に自然体で自分らしくを標榜し、容姿のみならずそのアイデンティティにも多くの支持を集めている。
井手上獏さんは、自身の性別について過去のインタビューで以下のように答えています。
自己紹介では、いつも「井手上漠です。性別はないです」と答えています。生物学的な性別や、LGBTQ+(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クエスチョニング/クィア)という言葉など、ジェンダーは枠に当てはめられがちです。もちろんそこに当てはまる生き方も尊重しますが、私はその枠に当てはめたくないので「ジェンダーはない」が今のベストマイセルフアンサーです。
引用元;日立ソリューションズ
因みにジェンダーとは、性別に対して社会的、文化的に作られる性別のことです。 具体的に言うと、「男の子だから泣いちゃダメ」「女の子だからおしとやかに」「男性は働いて稼ぎ、女性は家で家事をする」など、ステレオタイプな考え方のことです。
井手上獏さんは、小学校5年生の時に性別に違和感を感じますが、ご家族はその考えを尊重してくれたんだそう。
小学校高学年のときは、「気持ち悪い」という周りの声を気にし、肩まであった髪もバッサリ切るなどし、周りの男子に合わせるようになる。しかし、「漠は漠のままでいいんだよ。それが漠なんだから」という母親の言葉に救われ、堂々と自分らしく生きるように。
引用元:モデルプレス
中学3年生の時に、自身の考えを作文に書いたところ、国語の先生に薦められ「少年の主張全国大会」に応募し文部科学大臣を受賞。
そして、芸能界入りのきっかけとなったジュノンボーイコンテストは、診療所の先生が薦めてくれたのだそうです。
私の住む島・海士町(あまちょう)には小さな病院が1つしかないんです。そこの先生が昔から毎回行く度に「受けた方が良いと思う」とすごく推して下さって、最初は「無理です」と断っていたんですけど、芸能界には結構興味があったので、気になって去年受けてみました。結構ベテランの男性の先生なんですけど、同じ病院の若いスタッフの方がジュノンボーイに詳しかったらしくて、コンテストのことを聞いたみたいです。
引用元:モデルプレス
中学時代の先生も、病院の先生も、いい意味でお節介なところがあるのでしょうね。
井手上獏さんのタレント性を感じていたでしょうか?
母親や先生に恵まれて後押しされ、世に出るチャンスを掴んだ井手上獏さんは、色んな意味で強運の持ち主と言えますね。
井手上獏の昔の制服画像が超イケメン!可愛すぎるジュノンボーイと話題に!
2018年に「第31回ジュノンボーイコンテスト」に出場した井手上獏さんは、「DDセルフプロデュース賞」を受賞して脚光を浴びることとなりました。
「可愛すぎるジュノンボーイ」と注目されますが、当時はまだ島の高校に通いながら、丸一日かけて東京まで通っていたそうです。
女子の制服姿もステキですが、実はその前の男子の制服姿もステキなんです。
SNSに投稿されている画像と共に、井手上獏さんの歴史を振り返ってみます。
まずこちらは幼少期です。
づづいてコチラは、「青年の主張」に出場された頃なので、おそらく中学3年生だと思われます。
男子の制服姿ですが、イケメンというよりも美少年?
そしてこちらは高校時代です。
当時は男子の制服姿ですが、同じ高校に通うトランジェンダーの友人から制服の悩みを打ち明けられ、高校の校則見直しの活動を始めることになるのです。
自身も性別に違和感はありましたが、当時は校則を変えられるなんて思っていなかったとのこと。
当然すぐに受け入れられるはずはなく、先生ともぶつかってしまったそう。
根気よく先生方と対話を続ける中で、ある時こんな質問を投げかけてみました。
『わからない』と言っていた先生が心も体も男性の先生だったので、『先生、スカートで廊下歩けますか?恥ずかしくないですか?』という伝え方をしました。そしたら先生方も『それは恥ずかしい』と。だから、『毎日この子(トランスジェンダーの友人)はそういう気持ちで学校に来ているんです。勉強しに来ているのに、すごく周りの視線を気にして、生きづらい環境で、毎日戦っているんです』と伝えました。そしたら理解してくれたんです」
引用元;NHKみんなでプラス
このことをきっかけに協力者も増え、最終的に校則を変えることができました。
井手上獏さんの女子の制服姿は超カワイイ!!
こちらはオマケ。
20歳の制服姿の井手上獏さんです。
高校のご友人と制服ユニバをした時のお写真でした!
自分が疑問に感じたことを、行動に移せる力強さがステキですね。
まとめ 井手上獏は性別を超えた制服を実現させた高校生だった!
今回は、ジェンダーレスタレント・モデルとして活動する井手上獏さんについて調べました。
高校時代に制服を変えようと行動を起こしたことは、多くの同世代の人に勇気を与えたことでしょう。
男子の制服でも女子の制服でも、どちらも着こなしてしまう井手上獏さん。
ファッションセンスだけでなく、生き方も含めて目が離せない存在です。
これからの活躍も期待しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コチラの記事もどうぞ
コメント